Free Download 【朗読音声付ノベル】白狐塚の谷
- ID: RJ349547
- Author/サークル名: キツネファンタジーズ
- Released/販売日: 2021年10月10日 0時
Description / 説明
朗読音声付 和風ホラーノベル(全年齢)
文字数16491字、朗読時間約70分の朗読音声付の短編ノベルです。
朗読担当者は女性の方です。
音声付なので文章を追いやすく、
また、凝縮された非常に濃い内容となっております。
鑑賞しやすいように、ノベル本文と朗読音声を合わせて、5~10分ごとに区切って章分けしています。
音声なしでノベル本文を読む事も可能です。逆に、音声だけ聴く形での鑑賞も可能です。
「体験版」には、本文の朗読音声のサンプルが入っております。
該当箇所のノベル本文は下記にございます。
少しだけ冷やっとする、手軽に鑑賞できる和風ホラーファンタジーとなっております。
怖すぎるものは苦手だけれど、少しだけぞくっとする話を鑑賞してみたい時におすすめです。
狐にまつわる伝説の残る「白狐塚の谷」に住む少女お雪の物語。
決して行ってはならないと伝えられるその谷で、一体何があったのか。
夜中に部屋で一人になって鑑賞してみてください――
・この作品は、別のR15系作品(現在販売していません)を全年齢向けに再構成したノベルです。
・朗読担当:小日向南さん(女性)、アイコンは許可をいただいて使用しています。
・紹介画像イラスト:本サークル制作
・背景・イメージ画像:pixabay.com素材使用
サンプル朗読音声の該当箇所本文
・・・・
谷の荒野には特に何があるわけでもなく、
小動物すらほとんど見かけないのだが、好き勝手に走り回るには都合がいい場所だった。谷には狐がいると言われている。
お雪はこれまでただ一度、遠くの丘の上を歩く胴の長い犬のような動物を
見かけた事があり、彼女はそれが狐だと思っている。
毛の色は汚れたような薄い茶色だった。
・・・・
「あれは、狐を祭っている小屋でね」と母は箸で汁をかき混ぜながら言った。
お雪は思わず、「え。狐?」と口に出した。
蝋燭の火がゆらめいた。
母は少し間を置いてから、娘を見た。
「そう、狐。――ただ、注意点があって、
小屋の前に立って、お祈りをしたり供えものをあげたりしてはいけない。
そういう事をすると、狐を怒らせるから」
・・・
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